こんにちは!三浦ベイ輔です。
本日は先日のドラフト支配下指名選手の短評に続き、育成選手の短評をお送りします。
なお、支配下選手よりもデータ材料は気持ち少な目ですので、ご容赦ください。
支配下選手短評はこちら↓
育成1位 高見澤 郁魅(敦賀気比)
育成1位で指名したは高見澤選手。
広角に強い打球を飛ばすことができるという高校通算26本塁打の右投げ左打ちの内野手。
主にサードを守っているということで、蓮選手、小深田選手らと未来のサードの座を争うことになりそうで、未来の中軸候補の一人としての指名でしょう。
公式戦成績
打率 .375
HR 1
K% 15.3%
BB% 15.3%
ISO .125
BB/Kは1.00と優秀。映像を見ていても自分の形でスイングが出来ている印象です。
ISO.125と公式戦で長打はそれほど出ておらず、映像等を見る限りは長距離砲というよりも鋭いライナーを放つ中距離打者のイメージ。
特に逆方向はかなり意識しているように見えますし、長打も打てる巧打者になれるポテンシャルは感じます。
また一塁駆け抜けタイムも4秒前半と走力も有り。
本人も「打撃でも盗塁でも1番になりたい」と語っており、走攻守のバランスの良い選手になってくれることが期待できそうです。
来年の横須賀軍の観戦を楽しませてくれそうな選手。
大きく育ってくれることを期待しましょう。
育成2位 清水 麻成(樹徳)
2巡目で高校生の清水投手を指名。
186cmの長身右腕。最速146km/hの良い球質の直球が持ち味の投手。
ベイスターズの高卒育成投手は中川選手、宮城選手と成功例が出てきており、清水投手も高いポテンシャルを評価しての指名でしょう。
23年夏成績(4試合)
防御率 4.05
奪三振率 8.55
四死球率 4.05
比較的四死球は多く、出塁は許している印象。ここは伸びしろですね。
ただイニング数と同等の三振数と高い奪三振能力を発揮しました。
各球団のスカウトも褒めている球質と、中学までは中堅手だったという伸びしろがやはり魅力。
中川、宮城、阪口、京山と球速を伸ばすことが出来ているベイスターズファーム環境の中でどのように成長していくのかが楽しみな選手。
大化けしてくれることを期待しましょう。
育成3位 小笠原 蒼(京都翔英)
育成3位ではスラッガー候補の一塁手、小笠原蒼選手を指名。
本人がベイスターズファンを公表していたこともあり、嬉しかったファンも多かったのではないでしょうか?
現状ファームにも「長距離砲」と呼べる選手はおらず、将来の中軸候補としての指名でしょう。
公式戦成績(22夏.23夏)
打率 .567
HR 1
OPS 1.659
K% 10.5%
BB% 21.1%
ISO .333
とにかく公式戦成績は優秀。ハイアベレージの打率に加え、長打もしっかりと打てています。
三振率も少なく、コンタクト率と長打を両立できている選手です。
さらに特筆すべきは四球の多さ。
高校生のドラフト候補はチームの中軸である以上、走者を返すことが求められ積極的にスイングする選手が多いように感じますが、しっかりと見極めをしながら狙い球を自分のスイングで打つことが出来ている印象。逆方向にしっかりと強い打球を打てているのも素晴らしい。
投手としても最速144km/hと肩も強く、将来的にはサードや外野が出来る可能性も秘めてそう。
とにかく大きく大きく育っていってほしいですね。
育成4位 庄司 陽斗(青森大学)
続いて指名したのは大卒左腕の庄司選手。
最速148km/hの直球とスライダー、チェンジアップが持ち味の左腕。
今年唯一の大卒左腕の指名です。
大学成績 防御率 2.44 K% 28.3% BB% 12.7%
特筆すべきは高い奪三振能力。イニング数以上の奪三振を奪うことが出来ており、今年の指名選手の中では一番高い三振率を誇ります。
一方で四球率12.7%と制球が課題。ここが改善出来るかがポイントでしょう。
BB% 4年春まで 17.1% 4年秋 7.5%
しかしここで朗報。4年春までの17.1%だった四球率は4年秋で7.5%まで良化。かなり制球改善の兆しが見えています。ここが解決しつつあることが指名に至った理由でしょう。
被打率 対右打者 .175 対左打者 .205
更に個人的に面白いと思うのは、左腕でありながら右打者にも強いところ。
上手くチェンジアップが使えていることで右打者を苦にしていないように見えます。
ここまで聞くと多くの方が「なんか濵口選手っぽいな…」と感じることでしょう。
左右気にしないこともあり先発投手として育てていってほしいなと思っています。
期待しましょう。
育成5位 近藤 大雅(専大北上)
育成5位では近藤大雅選手を指名。
東出捕手を戦力外としたこともあり、捕手を指名してきました。
公式戦成績(5試合) 打率 .286 HR 0 OPS .643 K% 7.1%
公式戦成績は情報が少なく、打撃は未知数。映像を拝見する限りだと、強くスイングは出来ているように見えます。
また捕手としても二塁送球1.9秒の強肩が魅力。
捕手は層が厚くなってきたチームではありますが、先輩達が多くを吸収して、未来の正捕手争いを掻き回す存在になってほしいですね。
※データはドラフトレポート、一球速報より
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