De選手 ウィンターリーグ成績一覧と短評

備忘録

こんにちは!三浦ベイ輔です!

さて、冬の間に多くのベイスターズ選手たちが自らを高めるために、海外へ武者修行に繰り出しました。すべての選手が海外ウィンターリーグへの派遣を終えましたので、彼らの成績の振り返りと簡単な短評をしていきたいと思います。

彼らにどのような成長があったのか見ていきましょう。

小園 健太(台湾)

まずは小園投手。NPBホワイトの先発ローテの一角として防御率1.42と素晴らしい活躍を見せてくれました。
特にポジティブな点はやはり三振率および四球率を向上させた点でしょう
元々ゾーンに投げる能力は高い投手ですが、中々空振りが奪えないことが課題だった小園投手。
フェニックスリーグから徐々に改善の兆しを見せ、投手としての能力を反映しやすいK-BB%は12.2%と成長を見せてくれました。球速も12月10日の試合では平均146km/hを超え、ストレートで空振りも奪えていた小園投手。
来季の活躍に期待が出来る内容だったと思います。
オフシーズンに更にレベルアップしてくれることを楽しみにしましょう。

松本 隆之介(台湾)

同じく台湾に派遣された松本投手。
防御率は2.09ではあったものの、やや苦しい投球ではありました。
シーズン後半から見せてくれた高い奪三振能力は見れず、制球も不安定な様子。
怪我での途中交代等、フィジカル面で万全ではなかったようにも見受けられます。
やや不安が残る内容ではありましたが、万全でさえあれば快投を見せてくれるはず。
ゆっくり休んで来季に備えてほしいですね。

髙田 琢登(台湾)

続いて髙田投手。
試合単位では打ち込まれる日もありましたが、全体通してみると収穫もあった台湾派遣だったのではないでしょうか。
中継ぎでの起用ですが、三振率は19.0%と小園投手よりも高く、四球率もシーズン中の24.5%から大きく良化させました。
もちろん1軍で活躍するために必要な水準とはまだ言えませんが、来季に向けた手応えが掴めた部分もあったかと思います。
手術明けながら球速も少しずつ出てきてはいるので、来季の覚醒に期待しましょう。

蓮(台湾)

続いて野手から蓮選手。
シーズン中よりも三振率は良化し、打率.283と良い活躍を見せてくれました。
長打があまり出なかったのはやや気になるところではありますが、シーズン→フェニックス→台湾と内容は少しずつ良くなっています。
来季は同じ高卒育成野手も増える中で大きく成長した蓮選手がどのような違いを見せてくれるのか、楽しみにしたいですね。

粟飯原 龍之介(台湾)

続いて粟飯原選手。
シーズンよりもOPSはやや下がるなど苦しんだようにも見えた粟飯原選手。
三振率を6.5%良化させたのは良いポイントだった一方で、長打が減ってしまったのが難しいところ。
自分に丁度良い意識やアプローチを探りながら、自分の打撃スタイルを固めていってほしいですね。
来季は育成契約となりますが、ポテンシャルは高い選手なので期待しましょう。

宮城 滝太(メキシコ)

続いてメキシコに派遣された宮城選手。
四球率24.2%と制球に大きく苦しんだようにも見えました。投手はボール違いやマウンド、気圧の違い等もあるので、難しかった部分もあったのでしょう。
一方で三振は十分に奪えており、環境は大きく変わってもボール自体は通用していたのはポジティブなポイント。
収穫も課題も見えたのは長い目で見れば本人にとっても良かったはず。
来季さらに成長した宮城選手を楽しみにしましょう。

関根 大気(メキシコ)

続いて関根大気選手。
打率.345で首位打者を獲得するなどまさに“圧巻の活躍”
三振率は1桁代と相変わらずの高い水準でヒットを量産。長打も一定以上出たことで、OPSも.800を超えるなど充実の内容だったのではないでしょうか。
シーズン終盤に良い感覚が戻ったと言っていましたが、まさにその良い感覚を確認することが出来ていたように見えました。
そしてシーズン中からずっと稼働し続けるタフさも関根選手の魅力。
来季はより一層存在感を示してほしいですね。

大田 泰示(メキシコ)

続いて大田選手。
24打席立ちましたが、ヒットは出ず、悔しいメキシコ派遣となりました。
シーズンの疲れもあったでしょうし、元々好不調の波もある選手なので、それほど心配はしていませんが、きっとこの経験を上手く消化し、来季に活かしてくれるはずです。
期待しましょう。

濵口 遥大(プエルトリコ)

続いてプエルトリコに派遣された濵口選手。
先発投手としてまさに“良い時の濵口”のピッチングをしていたように見えます。
三振率、四球率も調子が良い時の水準ですし、後半は安定して5イニング以上投げれていました。
来季は今永選手も抜けた中で、先発陣の一角として大きく期待したいところですね。

徳山 壮磨(オーストラリア)

続いてはオーストラリアに派遣された徳山選手。
良い感覚を掴んだと仰っていたカットボールも上手く活用し、素晴らしい成績を残してくれました。
特に三振率は脅威の30.0%超。たしかな手応えを掴んだのではないか思います。
来季は今年の上茶谷選手のようなロングリリーフの役割も期待されている旨、球団から話が合ったと語っていた徳山選手。シーズン後半から上り調子ですし、1軍での活躍に期待しましょう!

東妻 純平(オーストラリア)

最後にオーストラリアに派遣された東妻選手。
派遣当初から活躍を見せ、最終的にはチームの4番を務めるなど充実したシーズンだったと思ってます。
東妻選手の成果を一言で表すなら“持ち味の長打力を落とさず、コンタクト力を上げることが出来た“だと思っています。
三振と長打という環境が変わっても変化しにくい部分についてしっかりと成果を残せたのは大きいですね。
加えて色んなポジションを守れたのも本人のキャリアにとって大きなプラスになるはずですし、コンバートも含め様々な選択肢が広がったように思います。
来季はチームとしての打力を底上げできるような面白い存在になってくれることを期待しましょう。

最後に…

いかがだったでしょうか。
大きな成果や成長を見せれた選手もいれば悔しい思いをした選手もいたかと思います。
ただオフシーズンに自ら選択し、慣れない土地で試行錯誤した経験は、選手にとって大きな財産になるはず。
この経験が彼らのキャリアにとってポジティブに働くことを期待しましょう!

※データは各リーグ公式HPより

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